八戸市(八戸漁港)
八戸漁港は、古くから鮫浦港として知られ、三陸沿岸の要港でありましたが、明治に入り、三陸沖合の漁業開拓や遠洋漁業の発達に伴い、漁港の修築運動が盛り上がり、大正八年(1919)に、鮫漁港の修築に着工しました。
その後、昭和35年に特定第三種漁港の指定を受け、水産都市としての基盤整備を進めてきました。昭和43年には水揚げ量3年連続日本一を記録するなど、全国有数の漁港へと発展し、また、水産物の安定供給に欠かせない冷凍・冷蔵能力も国内最大規模を有し、水産物の安定供給基地として、重要な役割を果してきました。
しかし、昭和63年の81万トンをピークに水揚げ量の減少傾向が続き、近年は10万トン前後で推移しております。
当市の市場施設は、大中型まき網漁船の漁獲物を扱う第一魚市場、底曳網漁船の第二魚市場、いか釣り漁船の第三魚市場と、3箇所に分かれています。
これは、増大する水揚げに対応するため、順次整備された結果ですが、水揚高の減少に加え、建屋の老朽化も進み、消費者の安全・安心ニーズへ対応した衛生管理が難しくなってきており、資源状況や社会情勢変化に対応した高度な衛生管理体制の構築が不可欠な課題になっております。
この課題に対し、八戸漁港全体の高度衛生管理体制の構築を目指し、品質・衛生管理の高度化によって、国際競争力の強化を図る計画を進めております。
この計画に沿って、八戸市第三魚市場A棟(平成24年9月完成)が整備されました。大中型まき網漁業の水揚げ用施設で、高度な衛生管理のレベルである対EU輸出基準に対応しています。また、平成29年11月21日に【対EU輸出水産食品登録業者(漁船)】が【対EU輸出水産食品取扱登録市場(A棟)】でサバを水揚げし、当該サバを【対EU輸出水産食品取扱認定施設(加工場)】が購入したことにより、EUへ輸出可能なサバが国内で初めてA棟から出荷されました。
A棟の稼働により、これまでの産地市場にない安全・安心な水産物を消費者へ供給するとともに、対EU輸出が可能な漁船と加工場をつなぐ役割として、国際競争力の強化を目指しています。
- 観光
- 種差海岸・蕪島(三陸復興国立公園)
- 是川縄文館(是川遺跡)
- 櫛引八幡宮と国宝
- 根城跡(史跡根城の広場)
- 八戸ポータルミュージアム はっち
- 朝市
- まつり
- 2月:えんぶり
- 8月:八戸三社大祭 騎馬打毬
- 主要魚種
- いか
- さば
- いわし
- 旬の食材
- 初夏:ほや
- 6・7月:ウニ
- 7月~:生いか
- 秋:さば、いわし、食用菊
- 6・7・11・12月:アワビ
- 通年:冷凍イカ
- 地元の伝統料理
- せんべい汁
- ひっつみ
- 南部せんべい
- いちご煮
- そばかっけ
- しめさば
- いか塩辛
- 地元の名物料理
- 八戸ラーメン
- おみやげ
- 八幡馬
- 南部裂織
- 南部菱刺