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枕崎市 古くから水産業が盛んであった枕崎市では、平成25年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、地域食品のブランド「本場の本物」認定の「枕崎鰹節」「枕崎の炭火焼タタキ」など地域産品を国内外に積極的に流通、販売しています。日々新しくなる消費者、販売店舗からの需要変化に伴って、商品の販売形態、体制や商材規格などに工夫を凝らしています。 [gallery columns="2" link="none" size="medium" ids="294,295"] このような需要の変化は、商品のみにとどまらず、漁港施設に対しても起こってきています。そのため、当市ではより安心・安全、高品質な商品を皆さまに届けられるよう、施設の整備にも力を入れています。より安全な原魚の確保としての高度衛生管理型荷さばき所の整備、漁船の大型化に伴う−9.0m岸壁の整備、漁獲物の受け入体制の充実を図るための冷凍冷蔵施設の整備、漁獲物鮮度保持のための自動製氷施設整備など、需要の変化に対応しながら、漁港として一体化した施設等の整備を進め、漁港能力の向上を図っています。これまでの伝統的な手法と新しい需要への対応が相成り、現在の枕崎の水産業を支えています。 [caption id="attachment_296" align="alignnone" width="600"]高度衛生管理型荷さばき所 高度衛生管理型荷さばき所[/caption] 生産量日本一を誇る「枕崎鰹節」は、日本食文化に不可欠な出汁の抽出に使用されることが多く、その風味や栄養価の高さは各方面から高く評価されています。ユネスコ無形文化遺産登録に伴う世界中での和食ブームにより、各国では日本食レストランの店舗数は年々増加してきています。本物の日本食文化、出汁を世界に発信するため、平成28年には当市かつお節製造業者を中心に、フランス北西部の港町コンカルノー市にかつお節工場を建設し、大きな話題となりました。現在、同工場で製造されるかつお節は、現地の日本食レストランや家庭料理にも使われており、各国で親しまれてきています。 [caption id="attachment_297" align="alignnone" width="600"]枕崎鰹節 枕崎鰹節[/caption] 今年は、「枕崎の、ていねい・本物。」をテーマに、かつお節製造業者をはじめとした生産者の“ていねい”な仕事でつくる“本物”の地域産品(「枕崎ブランド」)のPRに力を入れています。従来のメディアを活用した広報に加え、タレントやインフルエンサーを起用した広報や、特産品PR動画の作成、広報配信などの新しいPR活動にも取組んでいます。水産・農産・匠の技の三篇からなる特産品PR動画の水産篇では、カツオの水揚げや競りの風景から始まり、かつお節の製造工程で職人が奏でる音とJAZZ音楽の融合による心地よい音を感じてもらえると思います。 PR動画 また、枕崎市では水産業と深い関わりのあるイベントが多数開催されます。中でも例年8月に枕崎漁港一帯で開催される「さつま黒潮『きばらん海』枕崎港まつり(以下「きばらん海」)」は県内外から訪れる10万人以上の来場者でにぎわいます。「きばらん海」は、航海安全と大漁、五穀豊穣、商売繁盛、地場産業の振興を祈念し、昭和26年に始められた伝統のある夏祭りです。地元の若年層を中心に構成される実行委員会が、企画から運営まで力を尽くし、市民総出の踊り連や大漁みこし、カツオの刺身や漁師鍋の振る舞いなど当市ならではの催しが2日間にわたり開催されます。「きばらん海」の目玉催しのひとつでもある1万発の花火・九州最大の三尺玉花火は、漁港一帯の夜空を鮮やかに彩り、来場者をもてなしています。昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年は神事、小規模な花火打上、ラジオ特番のみとなりました。年々変わっていく社会情勢のもと、より多くの方々に枕崎市を知ってもらうため、若年層の柔軟なアイデアと受け継がれてきた伝統を融合させ、時代に合わせた新しい形で地元を盛り上げています。 [gallery columns="2" size="medium" link="none" ids="299,301"] 枕崎市の中心街には、本土最南端の始発・終着駅の枕崎駅があります。現在の駅舎は、有志の方々からの寄附金で平成25年にリニューアルしました。カツオを模したモニュメントやトリックアートなど、来訪者を眼でも楽しませるような工夫が凝らしてあります。そのデザイン性の高さからその年のグッドデザイン賞に選出され、交通施設としてだけではなく、観光施設としても来訪者を楽しませています。また、自然豊かな当市には、枕崎のシンボル「立神岩」を東シナ海に臨み一望することができる火之神公園があり、夏場にはキャンプやプールを楽しむ来訪者でにぎわっています。施設内には、平成29年に設置された「未来をつむぐ幸せの鐘」もあり、市民や来訪者の憩いの場として多くの方々に親しまれています。 [gallery columns="2" size="medium" link="none" ids="302,303"] このように枕崎市では、地域住民が一丸となり、市を盛り上げるために様々なことに取組んでいるところです。その多くが、本市の基盤産業である水産業と密接な関係にあり、それぞれの歴史や伝統を重んじ、今日まで継続することができています。 日々新しく、より良いものになっていく私たちの生活の中では、古くからの伝統を重んじることも大切であると同時に、新しい視点や切り口からの新鮮な取り組みも同じように大切です。枕崎では、それらの歴史や伝統、若年層の若い力が相まり、より良いものになるよう様々なことに取組んでいます。ぜひ、枕崎市にお越しいただき、伝統と若い力の織り成す新しい風を肌で感じてみてください。 枕崎市