特三の漁港から

第2回

境港市

「さかなと鬼太郎のまち境港」は、鳥取県の北西部、弓浜半島の北端に位置し、東は美保湾に、西は中海に、北は境水道をへだてて島根県松江市に相対し、南は米子市と接している。
三方を海に囲まれ、島根半島が天然の防波堤の役割を果たす自然条件に恵まれ、古くから港を中心に発展し、本市の歴史は港の歴史でもあります。

境港の漁業は、まき網・沖合いか釣・かにかご・沖合底曳網等の沖合漁業と小型底曳網・刺網・一本釣等の沿岸漁業に大別され、なかでも、まき網漁業は水揚量の大部分を占める重要な漁業種であり、アジ、サバ、イワシを中心に水揚しており、夏場に水揚されるクロマグロの水揚光景は境港の新たな風物詩となっています。
また、かにかご漁業で漁獲されるベニズワイガニの水揚量は全国の50~60%のシェアを誇り、地元では官民一体となって情報発信に力を入れている。

平成20年12月には境港を根拠地とする大臣許可船12隻と流通加工業社6社が、資源と生態系の保護に積極的に取り組んでいる漁業を日本水産資源保護協会が認証するマリン・エコラベル・ジャパン全国第一号に選ばれました。