特三の漁港から

第7回

焼津市

焼津市は静岡県のほぼ中央に位置し、北には富士山、東には駿河湾を臨む自然環境や温暖な気候に恵まれたまちです。
本市は遠洋漁業の基地としてかつお・まぐろ等が水揚げされる焼津港と、近海・沿岸のあじ・さば等が水揚げされる小川港の2つを総称した焼津漁港、しらす・桜エビが水揚げされる大井川港(港湾)を有し、古くから「水産都市」として全国に知られています。

焼津漁港全景

焼津漁港全景

平成22年の焼津漁港の水揚げ量は218,783tと5年ぶりに日本一になりました。この様に豊富な漁獲物が水揚げされる港の背後には買付人・加工業者が数多く控え、水産加工品の生産量は県内一となっています。特に鰹節製造は国内3大産地の1つとして焼津独自の製造技術が受け継がれ、伝統的な鰹節製造技術が市の重要文化財として認定されています。

焼津漁港は生産機能・流通機能の強化・集約を図るため、大型の冷凍運搬船や海外まき網船の水揚げに対応するマイナス9m岸壁や衛生に配慮した荷捌所、鮮魚解凍売場、超低温冷蔵庫などの漁港関連施設が整備されています。
また、新港地区には親水広場「ふぃしゅーな」が整備され、磯遊びや釣りを楽しむ来場者が市内外から訪れ、「アクアス焼津」、「深層水ミュージアム」と共に漁港内のアメニティーゾーンを形成し、開かれた漁港としての整備が進められています。

新港城之腰地区

新港城之腰地区