第13回
塩竈市
昭和35年に特定第三種漁港に指定された塩竈漁港は、宮城県のほぼ中央、日本三景松島湾の一部、千賀の浦周辺に位置し、前面に広がる三陸沖の好漁場により、多くの県外船が水揚げに利用する全国有数の拠点となっています。
生鮮マグロ類の水揚げが多く、その中で培われた取扱技術や実績の蓄積により、生鮮マグロ類の水揚げ基地としても全国的に知られています。
特に生鮮メバチマグロ水揚げ量は日本一(平成23年次実績)を誇り、塩竈市では秋口から初冬にかけて、延縄漁船により水揚げされる生鮮メバチマグロの中から、より「鮮度」、「色つや」、「脂のり」、「旨味」に優れたものを「三陸塩竈ひがしもの」としてブランド化し、全国へ販路拡大を図っています。
現在、本市では水産基盤整備事業により新しい魚市場の建設を行っており、高度衛生管理型の荷さばき所を整備することで、塩竈産水産物の安全・安心な流通および付加価値の向上による販路拡大を目指しています。