特三の漁港から

第14回

気仙沼市

気仙沼市は、宮城県の最北端に位置し、リアス式海岸の海と山に抱かれた美しい街で、三陸復興国立公園に指定されております。湾口には東北最大の有人離島の大島を抱え、湾内は水深に富み、三陸沖の好漁場を控えていることから、さんま、かつお、さめ類、まぐろ類の水揚げ港として発展してまいりました。

しかしながら、平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、魚市場はもとより水産加工場、冷凍冷蔵施設など本市水産業の基盤は壊滅的な被害を受け、平成23年総水揚げ数量は、約28,000トン、金額が約85億円と例年の3割程度に減少いたしましたが、平成24年は、市民並びに漁業関係者のたゆまぬ努力と日本全国からの支援により、水揚げ数量が前年の2倍以上の約58,000トンとなり、徐々に震災以前の活気を取り戻し始めております。また、生鮮かつおの水揚げ数量においては平成9年から平成24年までの16年間連続日本一という快挙を成し遂げることができました。

現在、本市では気仙沼市震災復興計画“海と生きる”に基づき、「日本一活気溢れる水産都市」の実現に向け、高度衛生管理対応型の魚市場整備や、本市の地域経済の中核となる水産加工施設等の集積地整備などの事業を実施しております。再興へ向け前進する本市へぜひお越し下さい。

気仙沼市観光キャラクター「海の子ホヤぼーや」と共にお待ちしております。

ゆるキャラグランプリ2012東北地区第1位の「海の子ホヤぼーや」

ゆるキャラグランプリ2012東北地区第1位の「海の子ホヤぼーや」