特三の漁港から

第20回

焼津市

焼津市は、静岡県のほぼ中央に位置し、北には富士山、東には駿河湾を望む自然環境や温暖な気候に恵まれたまちです。
本市は、遠洋漁業の基地としてかつお・まぐろ等が水揚げされる焼津港、さば・あじの水揚げを主とした沿岸・沖合漁業が盛んに行われる小川港の2つを総称した焼津漁港、シラス・サクラエビが水揚げされる大井川港(港湾)を有し、古くから「水産都市」として知られています。
また焼津漁港は、関東圏と中京・関西圏の中央に位置するという立地条件の良さや港内の静穏度が高いこと等により、平成26年は、水揚げ量、水揚げ金額ともに全国2位を誇ります。

焼津漁港全景

焼津漁港全景

「さかなのまち焼津」には、焼津みなとまつり(4月第2日曜)、大井川港朝市(4月29日)、そして小川港さば祭り(10月下旬~11月上旬)の港の3大まつりとよばれる大きなイベントがあります。

その中で、今回は、平成27年10月17日(土)に開催される小川港さば祭りを紹介させて頂きます。
小川港さば祭りは、小川港で水揚げされる「さば」の魅力を一般に広く認知してもらい、「さば」の魚食普及と消費拡大に繋げるため開催されており、来場者が食べて見て体験して楽しむことができるイベントとなっております。

小川港さば祭り会場の様子

小川港さば祭り会場の様子

その最大の特徴は、10,000食に及ぶ新鮮なさばの炭火焼無料試食であり、毎年これを目当てに多くの来場者が開催前から行列を作っております。
無料試食ですが、そのさばの質と量は並んでいた来場者を十分納得させるだけの価値があります。
下の写真のように、U字溝を並べさばを焼きますが、その数はなんと150個、総延長は約100mにおよび、10,000食分のさばを焼く様子は圧巻です。

無料試食のさばを焼く様子

無料試食のさばを焼く様子

また、焼津漁協による「かつおめし」、小川漁協による「さばのコロッケ」、大井川港漁協による「桜えびのかき揚げ」と、焼津市の3つの漁協が協力してできた「やいづ3漁協セット」の限定販売や、獲れたての鮮魚から加工品まで数多くの商品を扱っている水産物販売コーナーなど、焼津の味覚を堪能できます。

水産物販売コーナーの様子

水産物販売コーナーの様子

例年2~3万人と多くの方が来場される小川港さば祭りですが、平成27年は、10月17日(土)に開催されます。是非、お越しいただき焼津の魅力を体感してください。多くの方のご来場をお待ちしております。