特三の漁港から

第1回

気仙沼市

気仙沼市は、宮城県の最北端に位置し、リアス式海岸の海と山に抱かれた美しいまちで、陸中海岸国立公園に指定されております。湾口には東北最大の有人離島の大島を抱え、湾内は常に静穏でしかも水深に富み、加えて三陸沖の好漁場を控えていることから、さんま、かつお、さめ類、まぐろ類の水揚港として発展してきました。

安波山からの気仙沼漁港の風景

安波山からの気仙沼漁港の風景

平成20年の市魚市場の水揚げ金額は、10月末時点で、すでに昨年の実績を超え、7年ぶりの280億円台が期待されています。「市のさかな」になっているかつおについては、生鮮かつお水揚量が全国の約半分を占め、12年連続日本一が確実視されており、フカヒレの生産量も全国一となっています。

また、平成16年度から市魚市場南側施設を整備しており、平成21年3月末までに、衛生管理にも配慮した荷捌き施設のほか、約470台分の屋上駐車場が確保されることになります。2階には約350mの見学デッキも設けられており、整然と並べられたまぐろやかじき・さめなどや入札の様子を見学できるなど、来場者のみなさんから好評をいただいており、本市には年間200万人の観光客が訪れております。

現在工事を行っている市魚市場南側施設(B棟)

現在工事を行っている市魚市場南側施設(B棟)

なお、平成21年9月には本吉町を編入し、新たにスタートすることとなりますが、今後も「人と自然が輝く食彩豊かなまち」と標榜し、発展を目指すこととしております。みなさんのご来訪を心よりお待ちしております。