フィッシャリーナの目的

漁業の振興

  • 漁港の利用調整概念図

    漁港の利用調整概念図

  • 漁場の利用調整概念図

    漁場の利用調整概念図

フィッシャリーナの基本的な目的は、漁業の振興であり、より良い漁業活動の場を提供することです。

そのためには、プレジャーボート・遊漁船等の増大に伴う、漁業と海洋性レクリエーションとのトラブル(漁場の競合、遊漁船等の無許可係留等)を防止して、漁港や漁場における利用の調整を図らなければなりません。

しかし、その際には、漁業にとってプレジャーボート・遊漁船等を有害なものとして一方的に排除するのではなく、漁業に支障のない範囲で遊漁船等を受け入れ、漁民と遊漁者等における相互の理解と信頼の基に、秩序ある漁港の利用を図ることが大切です。

また、漁場においても漁業と遊魚との調整を図り、沿岸域での漁業資源の有効利用を図ることを目指しています。

漁業と海洋性レクリェーションの共存

漁業と海洋性レクリェーションとの共存を図るには、互いに理解しあうことが大切です。フィッシャリーナを活用して遊漁者等の組織化を促進し、話し合いの場を持ちましょう。

遊魚者等は地域ごとの漁業の実態を把握し、漁場におけるルール・マナーを理解しましょう。漁業者も、やみくもに海洋レジャーを排除するのではなく、むしろ積極的に漁業振興に沿った形で海洋性レクリェーションを取り込むことが重要です。

漁業者と遊漁者がお互いを尊重し合い、漁業と海洋性レクリェーションの調和ある発展を促進させましょう。

また、漁場においても漁業と遊魚との調整を図り、沿岸域での漁業資源の有効利用を図ることを目指しています。

漁港漁村地域の活性化

フィッシャリーナを核として、海洋性レクリェーションを介した都市住民とのコミュニケーションを図り、未来ある若者たちのために、魅力ある漁港漁村を形成しましょう。

また、漁港に直結した、シーフードレストラン、フィッシャーマンズワーフなどを一体的に整備して、漁業者みずからフィッシャリーナの経営に参画することにより、所得の安定、雇用機会の増大など漁家生活の安定を図り、地域の活性化を促しましょう。