フィッシャリーナとは

水産庁では漁港を広く国民に開いて行くことにより漁業と海洋性レクリェーションの共存を図ると共に、地域振興も推進することを目指しています。
その具体的な施策としてフィッシャリーナの整備を推進しています。
これは、漁港を海洋性レクリェーションに開放して欲しいという国民のニーズが強まってきていることにこたえて、漁港における漁船と漁船以外の船舶との利用調整をする為の総合施設(フィッシャリーナ)を、それぞれの地域の状況にあわせて整備を進めていくというものです。

フィッシャリーナのイメージ図
  • フィッシャリーナとは、漁港区域内の遊漁船等(プレジャーボート)を漁船と分離して収容するための施設とその利用者のためのサービス、安全施設などを兼ね備えた漁港区域内の施設の総称(フィッシュ[魚]とアリーナ[劇場]を組合わせた造語)で、漁港漁村という豊かな自然環境を背景として魚を中心に人々が集まる所(交流の場)をイメージしています。
  • 漁業の振興と漁港・漁村地域の活性化並びに漁港での健全な海洋性レクリエーションの発展に資することを目的として整備された総合施設です。
  • 総合施設は、従来の漁業者だけを対象にしたものではなく「遊漁船、ヨット、ボート等の利用者や漁港を訪れる人々を対象にした施設」及びこれらを保管する施設からなっています。
フィッシャリーナのイメージ図

フィッシャリーナの目的

フィッシャリーナの整備には、「漁業の振興」「漁業と海レクの共存」「漁港漁村地域の活性化」の3つの大きな目的があり、国の支援策として、「漁村再生交付金」、「強い水産業づくり交付金」、「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」、「港整備交付金」等の制度があります。

フィッシャリーナの認定

以下の要件を満たした漁港を、フィッシャリーナ認定委員会においてフィッシャリーナとして認定しています。

  1. 一般市民とのふれあいの場を有していること、又はその計画があること
  2. プレジャーボート等の係留・保管施設を有すること
  3. 漁港内で一般市民が安全且つ自由に往来できる区域が明確であること
  4. 原則として便所及び駐車場を有すること

上記により認定されたフィッシャリーナを、当ホームページの「全国のフィッシャリーナ(地図及び一覧表)」に掲載しています。
各フィッシャリーナをご利用の場合は、フィッシャリーナの「運営者」にお問い合わせ下さい。

フィッシャリーナから海の駅へ

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