水産庁では漁港を広く国民に開いて行くことにより漁業と海洋性レクリェーションの共存を図ると共に、地域振興も推進することを目指しています。
その具体的な施策としてフィッシャリーナの整備を推進しています。
これは、漁港を海洋性レクリェーションに開放して欲しいという国民のニーズが強まってきていることにこたえて、漁港における漁船と漁船以外の船舶との利用調整をする為の総合施設(フィッシャリーナ)を、それぞれの地域の状況にあわせて整備を進めていくというものです。
- ●フィッシャリーナとは、漁港区域内の遊漁船等(プレジャーボート)を漁船と分離して収容するための施設とその利用者のためのサービス、安全施設などを兼ね備えた漁港区域内の施設の総称(フィッシュ[魚]とアリーナ[劇場]を組合わせた造語)で、漁港漁村という豊かな自然環境を背景として魚を中心に人々が集まる所(交流の場)をイメージしています。
- ●漁業の振興と漁港・漁村地域の活性化並びに漁港での健全な海洋性レクリエーションの発展に資することを目的として整備された総合施設です。
- ●総合施設は、従来の漁業者だけを対象にしたものではなく「遊漁船、ヨット、ボート等の利用者や漁港を訪れる人々を対象にした施設」及びこれらを保管する施設からなっています。