(平成31年2月更新)


特三の漁港から
第27回 気仙沼市
  

  安波より内湾全景
 
  

 
 気仙沼市は、北上山系の支脈に囲まれ、そこから流れ出る大川や津谷川などが西から東に向かって流れ、太平洋に注いでいます。
 太平洋に面した沿岸域は、半島や複雑な入り江など、変化に富んだリアス式海岸を形成し、気仙沼湾は、湾口に大島を抱き、四季静穏な天然の良港となっています。
 このリアス式海岸特有の海岸美により、三陸復興国立公園及び海域公園、並びに南三陸金華山国定公園の指定を受けています。
 水産都市気仙沼の基盤を築いた漁船漁業については、世界三大漁場の一つである三陸沖漁場を控え、優秀な漁船乗組員の方々の高度な技術により、生鮮カツオの水揚げが22年連続日本一となるほか、サメ・サンマ・メカジキ等においても全国屈指の水揚げを誇っています。また、水産加工業や造船業などの水産関連業も盛んで、水産業は気仙沼市の基幹産業としての地位を占めています。
  

  

 
 気仙沼港は、生鮮カツオにおいて数量・金額ともに日本一の水揚げを誇っており(平成9年から30年まで22年連続日本一)、本市水産業の中核を担ってきた。特に、戻り鰹はフカヒレとともに気仙沼の顔として全国に知られている。
 広い海洋を回遊し、気仙沼港に水揚げされるカツオは、世界の海に乗り出し発展してきた水産業の象徴であるとともに、気仙沼市の広い国際性を表している。
 黒潮に乗って力強く泳ぐ姿に、先人のたゆまぬ努力と、市民のまちづくりへの情熱を見いだす。
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、魚市場は壊滅的な被害を受けましたが、平成27年度から建て替え工事を進め、平成30年10月には現在の施設南側に新たに高度衛生管理に対応した新魚市場の建物本体が完成しました。荷捌き施設をはじめ、空調設備を備えた低温室、自然光に近く消費電力が少ないLED照明、業務効率化のための入札システム・大型モニター、冷海水設備、魚食普及のためのクッキングスタジオなども備えます。今後、備品・設備を設置し、平成31年春の供用開始を予定しています。
  

  新気仙沼魚市場
 
  

  低温売場
 
  

  荷捌き場
 
【鮪延縄船、大目流し網船などの水揚げに利用】
  

  クッキングスタジオ
 
  

  見学スペース
 
【海の見えるクッキングスタジオを併設し、魚食普及のために活用】